ようこそ実力至上主義の教室へ 感想、レビュー 相変わらず設定の面白さが凄い

衣笠彰梧「ようこそ実力至上主義の教室へ」感想、レビューです。

物語の面白さ:S

文章:B

キャラの魅力:S

雰囲気、世界観、設定:SS

総評:S

あらすじ

希望する進学、就職先にほぼ100%応えるという全国屈指の名門校・高度育成高等学校。最新設備の使用はもちろん、毎月10万円の金銭に値するポイントが支給され、髪型や私物の持ち込みも自由。まさに楽園のような学校。

だがその正体は優秀な者だけが好待遇を受けられる実力至上主義の学校だった。ある理由から入試で手を抜いた結果、主人公・綾小路清隆は、不良品が集まる場所と揶揄される最底辺のDクラスに配属されてしまう。

同じクラスで成績は優秀だが性格に超難ありの美少女・堀北鈴音、気遣いと優しさでできた天使のような少女・櫛田桔梗らと出会うことで清隆の状況も変化していって…。

感想

衣笠彰悟さんの作品はビジュアルノベルの方で「暁の護衛」と「レミニセンス」で知っているので、先に挙げた2作も本作においても、やはり設定が非常に面白いです。

話自体も面白いですが、毎度毎度よくこれほど面白い設定思いつくなと思います。

どんな設定なのかというと、簡単に言うと、タイトルまんまなんですが、生徒の能力を学校側が評価しそれに応じてポイント(学校内における仮想通貨のようなもので、学校内にある飲食店やコンビニなどをこのポイントで購入できるというもの。)がクラスに振り分けられるという仕組みです。

面白いのは、いくら個人の能力が高くても、評価されて振り分けられるポイントというのは基本的にクラスごとという点ですね。

勉強だけできるとかスポーツだけできるとかいう個人がいても上に上がるのは難しいという仕組みになっており、それ以上にコミュニケーション能力だとか、相手の性質や考えを読む洞察力とか、相手の想像の上をいく策略をたてる発想力とか行動力といったものが本作の「実力至上主義の学校」においては重要になっています。

作者さんの過去作品で言うと、そういう頭を使った駆け引きの面白さは「レミニセンス」と似ているところがありますね。

また、無人島でサバイバルやら、ペアでの一連托生のペーパーテストやら他クラスのテスト問題を自分たちで作成するとか、通常の学校ではまずやらないようなイベントが盛りだくさんで、しかも結果が悪いと最悪退学というぶっ飛んだ設定ですが、読んでると「なんかスリルあって面白そう。」ってなります。

次から次へと予想出来ないイベントが生徒たちに襲いかかるので読んでて退屈しません。特に3巻からその傾向が顕著で面白くなってきます。とりあえず6巻まで読みましたが、続きも非常に面白くなりそうな予感です。期待してます。

キャラ

この作者さんは、頭脳、身体能力共に非常にハイスペックで、何かしら意味深で、壮絶な過去を持っている主人公を描くのが得意ですね。

やはり主人公の能力が高いと見ていて気持ち良いし、面白い事は多いですね。

「暁の護衛」「レミニセンス」そして、本作、いずれの主人公も非常に能力が高い主人公というのは共通していますが、分けるすると、「暁の護衛」は肉体派で、「レミニセンス」は頭脳派で、今のところ話の展開的に、頭を使うものが多く、そっちの方がより強調されてますが、本作の主人公は両方兼ね合わせた感じです。

唯我独尊系のキャラも結構好きなようで、ヒロインの堀北もなかなかですが、高円寺のあまりにも突き抜けた唯我独尊っぷりは清々しいくらいで読んでて面白いですが、あまり話の本筋に今のところ関わってこないですが、彼が絡んで来るのが楽しみです。

他にも表の顔と裏の顔を使い分ける櫛田とか俺ガイルの葉山を彷彿とさせる優等生でみんなのヒーローな平田とか脇役もキャラが立ってて濃いのが揃ってます。

主人公含め、まだまだ背景や実力とかが謎に包まれているキャラも多いので今後が楽しみです。

総評

過去作に負けず劣らずの独特で面白い設定、能力の高い最強系主人公、濃いキャラたち

ビジュアルノベルからラノベに媒体は変わりましたが、相変わらず安定して面白いですね。

前2作は締めだけが残念な感じだったので、本作はしっかり締めて欲しいです。

何度か取り上げた作者さんの過去作「暁の護衛」「レミニセンス」についても他のブログで感想書いてますので、気になった方は読んでみてください。

暁の護衛 レビュー

レミニセンス レビュー

ようこそ実力至上主義の教室へ 名言集

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